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<衆院選>比例東京ブロック、復活当選  民進出身の前職2人

東京

2017年10月24日

 二十二日に投開票された衆院選で、都内の小選挙区で敗れた候補者らは、二十三日未明まで比例復活の知らせを待った。小池百合子知事が代表の「希望の党」に、丸ごと合流が目指された民進党出身前職は、それぞれの道を選んで辛うじて議席を守った。

◆15区 希望・柿沢未途さん「逆風の中 歩んでいく」

 民進を離党し、希望に加わった15区の前職柿沢未途さん(46)の江東区富岡の事務所には、二十三日午前二時すぎ、比例での復活当選が確実と伝えられた。

 残っていた三十人ほどの支持者からは「良かった」と、四期目の議席死守に安堵(あんど)の声が上がった。柿沢さんは厳しい表情で「逆風が吹いた。希望の党にも厳しい評価が投げ掛けられるだろうが、その中を歩んでいかないと」とあいさつ。

 維新で戦った前回は、三千票に満たない小差で、自民前職の秋元司さん(46)に競り勝った。だが、希望の党に望みをかけた今回は、秋元さんに及ばなかった。

 柿沢さんは取材に「逆風は希望の党と、政党を何度も替わった私への批判」と話した。「希望の党がだめだと言うわけではないが、右左のバランスの取れた野党第一党の再構築が必要だ。立憲民主、希望、無所属とあまりこだわると本末転倒になる」とした。

◆16区 立民・初鹿明博さん「安倍政権しっかり監視」

 16区の立憲民主前職の初鹿明博さん(48)は比例復活で三選を果たした。二十三日午前二時すぎ、復活が確実になると、江戸川区平井の事務所で夜遅くまで待っていた支援者らから花束を受け取り「厳しい選挙だったが、支えてくれた皆さんに感謝します」と喜んだ。

 ともに江戸川区選出の元都議で、過去二度の対決で敗れていた自民前職の大西英男さん(71)に今回も敗れた。それでも共産の候補者取り下げによる野党共闘が力を発揮。NPO法人などの支援を受けて市民派をアピールしながら「民主主義を守る選挙」と訴えた選挙戦が実を結び、七万一千票を獲得して惜敗率で上位に入った。

 支援者には「四年後は小選挙区で勝ち抜けるよう仕事をしっかりする」と宣言。本紙の取材には「民主主義や立憲主義を大切にしない安倍政権をしっかり監視していく」と話した。

 

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