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岩隈、マリナーズ退団 来季は日本復帰も

スポーツ

2018年9月12日 夕刊

岩隈久志=ゲッティ・共同

 【シアトル=共同】マリナーズは11日、マイナー契約で右肩手術からのメジャー復帰を目指していた岩隈久志投手(37)が今季限りで退団すると発表した。来季は日本球界復帰も視野に入れている。

 同投手は10日にディポト・ゼネラルマネジャーと会談し、来季のコーチ就任を打診されたという。「(マイナーで)実戦に投げられるようなところまで状態は上がってきたし、やっと自分の感覚を取り戻したようになってきた。まだ現役を続けていきたい」と語った。

 2012年にプロ野球楽天からマリナーズに移籍。13年にはオールスター戦に選出されるなど14勝を挙げた。15年には無安打無得点試合を達成するなど先発陣の一角として活躍してきたが、昨年はメジャー初の未勝利に終わり、9月に肩の手術を受けていた。

 米球界7年間での大リーグ通算成績は63勝39敗2セーブ、防御率3・42。日本通算は107勝69敗、防御率3・25。

◆コーチ辞退 現役に自信

 「もう一度、マウンドに上がりたい気持ち」は抑え切れなかった。岩隈はコーチ就任を辞退して現役にこだわり、慣れ親しんだマリナーズに別れを告げた。

 右肩手術後3度目の実戦となった5日のマイナー戦では球速が88マイル(約142キロ)を計測し「やっと自分の感覚で腕を振ることができた」と好感触を強調していた。一進一退だった術後のリハビリも「自分の財産になっている」と前向きに捉える。

 「何とか期待に応えたい、メジャーでの望みをつなげたい。そんな気持ちはあったけど、ちょっと遅かったかな」と悔いを見せつつも「まだできると思いたい」との言葉には現役続行への自信をにじませた。

 2015年8月のオリオールズ戦でのノーヒットノーラン達成が一番の思い出という。13年にはサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の候補にもなった。楽天時代の08年に21勝を挙げるなど日本球界を代表する投手として海を渡り、本場でも確かな足跡を残した。 (共同)

 

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