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U18日本、決勝逃す 台湾に1−3 野球アジア選手権

スポーツ

2018年9月8日 朝刊

4回から登板、力投したものの2点を失った吉田=KIRISHIMAサンマリン宮崎で

 18歳以下によるU18アジア選手権第4日は7日、宮崎市のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で2次リーグが始まり、2連覇を目指した高校日本代表は台湾に1−3で敗れて決勝進出を逃した。1次リーグで同組だったチームとの対戦成績が持ち越されるため、日本は2敗となり、3位決定戦に回ることが決まった。台湾は2勝。

 日本は藤原(大阪桐蔭)を1番に据えるなど、大きく組み替えた打線が2安打と不発。先発の柿木(大阪桐蔭)に代わった吉田(秋田・金足農)が交代直後の四回に2点を失った。

 2次リーグには1次リーグA組1位の韓国と2位日本、B組1位の台湾と2位中国が進出。韓国は中国を11−0で下して2勝、中国は2敗となった。日本は8日に2次リーグ最終戦で中国と対戦する。9日に韓国と台湾の決勝と、日本と中国の3位決定戦が行われる。

  安打が2本。最後までチャンスがつくれなかった。打線が全く機能しなかった。(2番手で登板した)吉田は本来の調子ではなかったが、よく踏ん張ってくれた。

◆エース依存浮き彫り

 ベンチの焦りが見えるような継投で、日本の2連覇は霧散した。同点とした四回、マウンドに向かおうとする先発の柿木を永田監督が呼び止める。交代を告げられたのは、5日の韓国戦から中1日の吉田。しかし、本来の出来にはほど遠く、あっさりと勝ち越された。

 吉田は1死から安打を浴び、2死一、二塁を招いた。8番打者に左適時打を許し、次打者のバント安打で2点目。最後まで投げ抜いたが、援護はなく「流れを引き寄せる投球ができなかった。(韓国戦とこの日の)2試合とも自分のせいで負けた」と責任を背負った。

 永田監督は東京合宿から、夏の甲子園大会で6試合、計881球を投じた吉田の体調に細心の注意を払ってきた。代表初登板は宮崎入り後の8月31日。エースに依存しない方針を貫いてきた。

 だが、韓国戦の敗戦でぶれた。永田監督は「スクランブル。ここは吉田しかいないと思った」と交代の意図を説明。

 ただ、吉田は「投球フォームが崩れていた。いろいろ試したが、成果が出なかった」と不調を認めた。

 代表チームという逸材の宝庫にありながら、特定の投手に頼るのは日本のあしき伝統だ。投球制限が新たに導入された中、戦い方の古さが浮き彫りになった。

 

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