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<ジャカルタ・アジア大会>ラグビー女子初の金 7人制・決勝で中国破る

スポーツ

2018年9月2日 朝刊

ラグビー7人制女子決勝で中国を破って優勝し、喜ぶ日本チーム=潟沼義樹撮影

◇日本7−5中国

 決勝が行われ、女子で日本は中国を7−5で破って初優勝を果たした。準決勝では直前に相手がタイからカザフスタンに変更されたが勝利した。男子で4連覇を目指した日本は香港に0−14で敗れ銀メダルに終わった。準決勝ではスリランカに12−10で競り勝った。 (共同)

◆強いメンタルで悲願の頂点到達

 悲願の金メダルだった。前回大会の決勝で敗れた中国に競り勝ち、日本女子がアジアの頂点に立った。4年前の悔しさを知る30歳の主将中村は「誰よりも金メダルを取りたかった。8割方ディフェンスでも勝てた。粘り勝ち」と頬を緩め、「前回からメンバーは3人しか残っていない。若さと成長の証し。国を背負って戦う意識と底力がついてきた」と喜びを爆発させた。

 開始5分すぎ。つないでつないで、最後に中村からパスを受けた18歳の平野は左手で相手のディフェンスを突き飛ばして、トライを奪った。「常にきつい練習の中で先輩たちとコミュニケーションをとってきた」。2000年生まれのチーム最年少はディフェンスでも体を張り、攻守に奮闘した。

 何があっても動じない、強いメンタルが勝因だった。この日はトラブル続き。大会側がトーナメント方式を急きょ変更し、準決勝の相手がタイからカザフスタンに変わった。当初の予定より3時間遅れで試合が始まった。稲田監督は「何があるか分からない。タフに戦い抜くことが必要。みんな意外と明るかった」と笑い飛ばし、中村は「スタッフも経過を報告してくれたし、一体感ができた」とチームは一丸となった。

 2年後の東京五輪へ光が差した。「きょうは7対5の厳しい試合。メダルを取るためにはもっと圧倒的な勝ち方をしないといけない」。アジアが目標ではない。平野はこの日の内容に満足せず、さらなる先を見据えていた。(ジャカルタ・森合正範)

 

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