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<ジャカルタ・アジア大会>ホッケー女子、光った分析力 新監督契機、自主性もアップ

スポーツ

2018年9月1日 夕刊

インドを破って優勝を決め、抱き合って喜ぶ日本の選手たち=ジャカルタで(榎戸直紀撮影)

 8月31日に行われた女子決勝で前回4位の日本が前回銅メダルのインドを2−1で破り、初優勝を果たした。ホッケーでは日本男女通じて初の金メダル。躍進の秘密は、外国人監督の就任を契機とした選手個々の自立と、徹底した対戦相手の分析にあった。

 決勝を制した直後、フィールドで日本式の胴上げに戸惑いつつ喜んでいたのが、オーストラリア出身のファリー監督。昨年5月に就任した。

 ミーティングなど、ことあるごとに選手全員に意見を求める姿勢は、自然と自主性や責任感を芽生えさせた。内藤夏紀主将は「選手全員が自分がリーダーだと思って動くようになった」と指摘する。大人になった集団からは、大事な試合でミスを恐れ、力を出せない悪癖が消え去った。

 準決勝、決勝といずれもペナルティーコーナーが試合を決めた。対戦相手の守りのパターンを読み切った結果だ。ファリー監督が招いた同郷の専門スタッフが中心となり、相手チームのデータを解析。それを基に、選手がポジションごとに検討を重ねて試合に臨んだ。

 指導哲学は「ホッケーを楽しむこと」と語る指揮官の下、東京五輪での栄冠を目指して「さくらジャパン」は突き進む。 (多園尚樹)

 

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