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<ジャカルタ・アジア大会>なでしこ、耐えて金 2大会ぶり 終了間際の菅沢ヘッド弾

スポーツ

2018年9月1日 朝刊

女子決勝の中国戦で、後半終了間際に決勝ゴールを決める菅沢(下)=共同

◇日本1−0中国

 女子の決勝で日本は中国に1−0で勝ち、2大会ぶり2度目の金メダルを獲得した。後半終了間際に中島(INAC神戸)の右クロスを菅沢(浦和)が頭で合わせて均衡を破った。

 3位決定戦は韓国が台湾に4−0で快勝した。 (共同)

   ◇

 試合終了の笛が鳴ると、雨でずぶぬれの選手は安堵(あんど)の表情で抱き合った。サッカー女子の「なでしこジャパン」が4月のアジア・カップに続く、今年二つ目のタイトル。決勝は中国に防戦一方ながら終了間際に均衡を破り、勝利だけは譲らなかった。内容に不満は残ったが「少ないチャンスをあの時間でものにして勝利をもぎとったのは、勝ちたいという気持ち以外の何物でもない」と高倉監督は選手をたたえた。

 後半45分だった。岩渕が右で縦パスを出し、突破した中島が正確なクロスをゴール前へ。走り込んだ菅沢は「ワンチャンスが来ると思った」と頭から飛び込んで合わせ、劇的な決勝点となった。

 試合を通して苦しんだ。新監督に代わった中国が前線から圧力をかけてくると分かっていても対処できない。パスコースを限定された日本は中盤で何度もボールを失った。相手の攻撃はシンプルだったが、体の強さや速さに圧倒され、何度もサイドを簡単に崩された。

 アジア勢として7年前に初めてワールドカップ(W杯)を制し、近年は追われる立場になった。今大会は海外組など主力を欠くが、鮫島が「W杯を勝ってから、なでしこは1位じゃないと結果を出せなかったねと言われる。自分たちも意地とプライドがある」と語った通り、2大会ぶりの優勝で日本の底力を証明した。 (共同)

 

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