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17歳・久保、新天地でJ1初得点 バルサ同門 イニエスタの前で

スポーツ

2018年8月27日 朝刊

神戸−横浜M 後半、シュートを決め、駆け出す久保=ノエスタで

◇明治安田J1第24節最終日 横浜M2−0神戸

 横浜MはFC東京から期限付きで加入の久保がJ1初得点するなど、5位の神戸を2−0で破った。久保の17歳2カ月22日でのゴールは、J1で2番目の年少記録。チームは勝ち点26で15位。

 3位のFC東京は湘南と0−0で引き分け、勝ち点41。名古屋はジョーが3得点と活躍し、浦和に4−1で大勝して連勝を6に伸ばした。鳥栖はフェルナンドトーレスのリーグ戦初ゴールなどで、G大阪に3−0で快勝した。

   ◇

 6月に17歳になったばかりの逸材が、新たなステージに足を踏み入れた。横浜Mの久保がJ1初先発を飾るとJ1初ゴールも決め、勝利に導いた。「ほっとした。サッカーの神様って、いるんじゃないかと思った」。出場機会を求めて今月に移籍した新天地で、抜てきに応えた。

 後半11分。ドリブルから右サイドの松原にロングボールを放り込み、前線に駆け上がった。「落ち着いていた」と低く速い折り返しを利き足の左足でトラップして軽く浮かせ、左足で狙い通りにゴール右へ。ベンチに駆け寄り、チャンスを与えてくれたポステコグルー監督と抱き合った。

 昨年11月1日にFC東京のトップチームに昇格。同26日の広島戦に途中出場しJ1デビューを果たしたが、今季を含めてトップチームでのリーグ戦出場は途中出場のみ6試合にとどまった。心機一転、期限付き移籍を決断すると「結果が出なければ、駄目だったと思われる」と奮起。さっそく22日の天皇杯仙台戦で1アシストと存在感を示した。

 同じ名門バルセロナ(スペイン)の下部組織出身、イニエスタとの初対決でも注目された。「僕は下部組織をかじっただけ。天と地の差がある」と謙遜も、偉大な選手の前で得点できたことに「1ミリでも差を埋められたら」とさらなる成長を誓う。

 「気を緩めず、次の試合も勝ち点3を取る。ビギナーズラックにならないようにしたい」。森本貴幸(福岡)が東京V時代の2004年につくった15歳11カ月28日に次ぐ歴代2位のJ1年少得点記録で幸先よく幕を開けた、久保の新たな挑戦。下位に甘んじるチームの起爆剤となりそうだ。 (対比地貴浩)

 

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