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<ジャカルタ・アジア大会>17歳・酒井 充実メダル 金3個「前向き」でつかむ

スポーツ

2018年8月24日 夕刊

女子100メートル背泳ぎで優勝しガッツポーズする酒井夏海=ジャカルタで(榎戸直紀撮影)

 日本女子背泳ぎのホープは晴れやかな表情だった。競泳代表で最年少17歳の酒井夏海(スウィン南越谷)は出場した個人とリレー計5種目すべてでメダルを獲得した。このうち金メダルは三つ。「大会前は全種目で取れるとは思わなかった。すごく充実していた」と声を弾ませた。

 2016年リオデジャネイロ五輪に中学3年生で出場。昨年は世界選手権の代表を逃したが、ジュニアの国際大会で好成績を残して「まだまだ頑張れば、どうにかなる」と立ち直った。泳ぎ込みに加え、今年から本格的に筋力トレーニングを実施。弱かった上半身を鍛え、代表に返り咲いた。

 「一番大事なのはメンタル」と課題にする精神面の成長が記録に直結している。以前はプールで「泳ぎたくない気持ちが大きくなってしまう」と消極的になり、練習の成果を出せないときがあったが、今は「何でも前向きにとらえるようになった」。心と体の歯車がかみ合い、培った力を発揮しやすくなった。

 「アジア大会でメダルを取れるぐらいでないと、2020年でのメダルは難しいと思う」。春先にそう語っていたレベルには達した。今夏の収穫を弾みにして、東京五輪を目指していく。 (ジャカルタ・磯部旭弘)

 

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