XMenu

<ジャカルタ・アジア大会>重圧なく持ち味発揮 バドミントン女子団体金のフクヒロペア

スポーツ

2018年8月23日 夕刊

女子団体決勝第2試合のダブルスでプレーする福島(右)、広田組=ジャカルタで(榎戸直紀撮影)

 金メダルを支えたのは、どんな相手でも変わらない福島由紀、広田彩花組の安定した戦いぶりだった。22日の女子団体決勝で中国を破り、48年ぶりに優勝した日本。頂点までの3試合はいずれも第1シングルスの山口が敗れたが、続く女子ダブルスに登場した2人がすべてストレート勝ち。相手に傾いた流れを力強く引き戻し、1970年大会以来の栄冠に導いた。

 中国との一戦でも持ち味を発揮した。アジア大会6連覇を狙う強国相手にも、広田が「自分たちが1ポイントを取りにいく気持ちは変わらない」と言ったように、重圧はなかった。福島が巧みなコントロールで相手ペアを揺さぶり、広田が強打で決める。この基本形で得点を重ねつつ、柔軟にポジションを入れ替えて多彩な攻めに出た。

 第2ゲームはサーブ、レシーブなどで8連続失点を重ね、11−11と追いつかれたが、「長いラリーに持ち込んでポイントを取れば流れは変わる」(福島)と切り替えた。狙い通り低いラリーで12点目を奪うと、そこから5連続得点。勝負を決定付けた。

 4月末に再春館製薬所を退職し、岐阜トリッキーパンダースに移籍。直近の世界ランキングは1位で、リオデジャネイロ五輪を制した高橋礼、松友組を上回る。団体世界一になった5月の国・地域別対抗戦、女子ユーバー杯に続き、日本の第1ダブルスを務めた。

 「ユーバー杯は緊張でがちがちだった。でもそういう経験があって、今回は最初から動きがいい」と広田。続く女子ダブルスへ期待が膨らむ活躍だった。 (ジャカルタ・佐藤航)

 

この記事を印刷する