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<ジャカルタ・アジア大会>渡部、復活の連覇 競泳200平

スポーツ

2018年8月21日 朝刊

女子200メートル平泳ぎで優勝し笑顔を見せる渡部香生子(右)と3位の青木玲緒樹=潟沼義樹撮影

 池江璃花子(ルネサンス)が女子100メートル自由形を53秒27の大会新記録で制し、非五輪種目の50メートルバタフライも25秒55の大会新で優勝した。個人2冠で、今大会の金メダルは3個目となった。

 女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(早大)が2分23秒05で2大会連続優勝し、青木玲緒樹(ミキハウス)は3位。男子800メートルリレーは日本(江原、坂田、萩野、松元)が7分5秒17の大会新記録で2連覇した。

 男子200メートル個人メドレーは萩野公介(ブリヂストン)が1分56秒75の2位にとどまり、2連覇を逃した。瀬戸大也(ANA)は4位に終わった。男子800メートル自由形は竹田渉瑚(オーエンス)が7分53秒01で2位、山本耕平(ミズノ)は4位。非五輪種目の男子50メートル背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が24秒88の2位だった。女子100メートル自由形の青木智美(あいおいニッセイ同和損害保険)は4位だった。 (共同)

◆元女王 自信取り戻す

 元世界女王の頭にあったのは「最後の50メートルが勝負」だった。女子200メートル平泳ぎ決勝。150メートルを折り返した時点で渡部は3番手。ライバルを追い上げ、ラストスパートで意地をみせた。

 序盤から先行する青木玲ら2人を追う展開。我慢しながら勝機をうかがった。「思ったよりも周りが速くて焦りそうになったが、勝ちたい気持ちが強かった」。終盤でついにとらえ、競り合いを制した。「無事に連覇できたことはうれしい」。率直な思いを口にした。

 水中で出力を高める練習の成果が出た。パラシュートのようなものやスポンジを体につけ、負荷をかけた状態で腕のかき、足の蹴りを鍛えた。意欲的に取り組んだ姿に奥野景介コーチは「ストローク数が少なくて、スピードが上がる泳ぎが安定してきた」と評価する。

 今月のパンパシフィック選手権中に高熱に見舞われ、短期間で調整し直した今大会。タイムは2分23秒05と目指した21秒台には届かず満足していない。それでも、「ここで優勝できたのは今後のステップアップになる」。五輪は2大会連続で出場し、2015年世界選手権で優勝した実力者。近年は目立った活躍ができず苦しんだ。栄冠を自信に変え、再び前進する。 (ジャカルタ・磯部旭弘)

 

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