XMenu

広島 再点灯M30 大瀬良、逃げずに13勝

スポーツ

2018年8月19日 朝刊

DeNA戦に先発し、力投する広島の大瀬良=横浜で

◇広島4−1DeNA

 セ・リーグは18日、2位ヤクルトの自力優勝の可能性が消滅したため、首位広島に優勝へのマジックナンバーが「30」で再点灯した。15日に今季初点灯し、17日に消えていた。

 広島が逆転勝ちした。0−1の四回に鈴木の適時二塁打と松山の適時打で2点を奪い、八回には西川の適時打などで2点を加えた。大瀬良が八回途中1失点で両リーグトップに並ぶ13勝目。DeNAは浜口の好投を援護できなかった。

 ◇ 

 ハーラートップの13勝目を挙げても、広島の大瀬良は控えめな笑顔だった。「前回と同じような形になり、悔しかった」。11日の巨人戦に続き、八回途中に走者を置いた状況で降板。ただ、喜びよりも反省が表に出るのは今や投手陣の柱だという自覚があるからだろう。5年目右腕が成長ぶりを示した場面が三回にあった。

 1死から大和に左前打を許し、続く柴田には四球を選ばれた。スコアは0−1。ロペスにも際どいコースを見極められ、四球で満塁。前夜、逆転満塁本塁打を放った筒香を打席に迎えた。自ら招いた窮地。大瀬良は達観していた。

 「こうなったら勝負するしかない」。外角の148キロで遊ゴロ併殺に切って取り、「厳しいところを打ってくれて助かった」と汗をぬぐった。その直後、味方が逆転に成功。最少失点で後を託し、大瀬良は「何とか粘り強く投げられた」と胸を張った。

 打線が強力な一方でチームは投手陣が課題。その中で防御率でもリーグトップに立つ27歳の存在は頼もしい。前夜は3者連続本塁打を浴び、苦杯をなめさせられただけに緒方監督も「流れを変えるいい投球だった」。マジックも一夜にして復活。球団史上初の3連覇へ、再びカウントダウンが始まった。 (中川耕平)

 

この記事を印刷する