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中日・平田サイクル安打 松坂の5勝目援護

スポーツ

2018年8月17日 朝刊

7回中日1死、平田はサイクルヒットとなる左前打を放ち、花束を手に声援に応える=ナゴヤドームで

◇中日11−5DeNA

 中日が六回まで毎回の11得点。平田が一回に先頭打者本塁打、二回に2点二塁打を放つなどサイクル安打を達成。高橋も2ランなど4安打3打点と活躍した。松坂は6回3失点で5勝目。DeNAは投手陣が総崩れだった。

 松坂目当てで詰め掛けたであろう3万5000人を超える観客は、この試合の主役が変わったのを知っていた。七回1死。「サイクルヒット、平田」のコールがこだまする。ただ、本人はもっと前から意識していた。

 「本当はいけないんですけど、前の守備から打撃のことばかり考えていました」

 打席に入ると雑念は消えた。2球ボール球を見極め、3球目。真ん中高めの直球に素直にバットが出る。打球は三塁手のグラブの先を抜けて左前へ。この日5安打目で史上68人目(73度目)のサイクル安打を達成。「すごくうれしいです」。一塁上で花束を受け取り、白い歯を見せた。

 8月に入り、調子を落としていた。月間打率は2割6分台。それが試合前の打撃練習で「体の使い方がはまる回数が多かった」と復調の兆しを感じ取った。確かにしたのが一回だった。

 京山のスライダーを捉えた打球は左翼フェンスの上で弾んで、スタンドに入る先制の6号ソロ。2012年7月11日の阪神戦以来、6年ぶりの先頭打者本塁打に「良いトップバッターになったと思う」と自画自賛した。

 二回は2死満塁で内角高めに外れる直球に反応。腕をたたんで、左翼線に落とす技ありの二塁打で2点を追加した。先頭で迎えた四回はエスコバーの148キロを捉えて左中間に二塁打。五回は右翼線にぽとりと落ちる幸運な当たりで三塁を陥れた。あとは単打を打つだけだった。

 首位打者を争うまでになった今季の平田を支えるのは修正力の高さ。「試合で崩されても、次の試合までに練習で調整できるようにしている」。出塁率は4割を超え、長打も打てる。14日から座った1番がはまり、4カードぶりの勝ち越しをもたらした。 (高橋雅人)

 

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