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度会、鮮烈デビュー 横浜の1年代打の「打率10割」

スポーツ

2018年8月10日 朝刊

横浜−愛知産大三河 9回表横浜2死、代打度会が右前打を放つ=甲子園で

◇全国高校野球選手権 横浜7−0愛知産大三河

 左打席に入ると「ふぅー」と一息ついて「よっしゃー」と叫んで気合を入れた。九回2死無走者から代打で出場した横浜の度会(わたらい)は「打席に立つ好機をもらった。悔いのないように振る」。1年生は積極的だった。愛知産大三河の松原が投じた初球の甘い変化球を逃さず右前へはじき返した。快打で甲子園デビューを飾り、大器の片りんを見せた。

 「自分はできるんだ」。常にそう自らに言い聞かせる。甲子園の初打席に入る時も同じだった。プラス思考を大事にする背番号14は、大舞台になればなるほど燃える。

 その無類の勝負強さは結果が示している。南神奈川大会では主に代打として出場して9打数7安打、7割7分8厘の高打率で、代打に限れば5打数5安打。聖地でも代打での打率「10割」を継続した。

 父はヤクルトで打者として活躍した博文氏。それ故、注目されるが、謙虚さを忘れない。「こういう経験を積ませてもらっている分、結果を出さないといけない」。言葉に平田監督への感謝とベンチ入りメンバーとしての自覚が色濃くにじむ。

 2回戦で対戦する花咲徳栄(北埼玉)の1年生井上は1回戦でスタメン出場し、3安打2打点と活躍して勝利に貢献した。同学年の活躍に「負けたくない」と度会。そんな闘志が自身をより高みに導く。 (唐沢裕亮)

 

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