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桃田、決勝進出 日本男子で初 バドミントン世界選手権

スポーツ

2018年8月5日 朝刊

男子シングルス準決勝 マレーシア選手に勝利し、ガッツポーズする桃田賢斗=南京で(共同)

 【南京=共同】世界選手権第6日は4日、当地で各種目の準決勝が行われ、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)がマレーシア選手を2−0で下し、五輪、世界選手権を通じて日本男子で初の決勝に進んだ。

 日本勢は男女ダブルスを合わせた3種目で5日の決勝に臨む。

 男子ダブルスで前回3位の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)は台湾ペアに2−0で快勝し、この種目の日本勢で初の銀メダル以上を決めた。

 女子ダブルスは前回銀メダルの福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)と初出場の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が勝ち進んだ。

 福島、広田組は米元小春、田中志穂組(北都銀行)に、永原、松本組はインドネシアのペアに、ともにストレート勝ちした。

 女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)は前回準優勝のシンドゥ・プサルラ(インド)に0−2で屈し、銅メダルが確定した。

◆守備からリズム、完勝

 男子の日本勢で、初めて決勝への切符をつかんだ。シングルスの桃田はノーシードで勝ち上がってきたリューを寄せ付けなかった。持ち味の守備から崩し「相手のタイミングを外しながら自分のペースに持っていくことができた」と納得の表情を浮かべた。

 「上からのショットに切れがある。決まるとリズムに乗る」とリューを分析し、前日に右足首を痛めて万全ではない相手でも警戒心は緩めなかった。第2ゲームの5−3では鋭いクロスのスマッシュを好レシーブし、最後はミスを誘った。落胆するリューをそのまま圧倒。11−5から10連続得点で締めた。

 準々決勝でリューに屈した常山(トナミ運輸)の敵を討った形だ。違法賭博問題による出場停止処分後初の国際大会だった昨年7月のカナダ・オープン。決勝で桃田は常山に屈した。だが現在の桃田は1年前とは別人だ。常山は「今、桃田選手と試合しても絶対に勝てない。トップの選手と(何度も)やっているから球の質も上がっていて、一つ一つが重い」と進化を証言する。

 初の世界一まであと1勝。「過去の先輩たちが挑戦してきた歴史ある世界選手権で新しい記録に挑戦できることをうれしく思う」。日本のエースは頂点だけを見つめた。 (共同)

 

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