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Jヴィレッジが再始動 3・11、原発事故以来7年4カ月ぶり

スポーツ

2018年7月29日 朝刊

サッカー施設として再開されたJヴィレッジ=福島県楢葉町で(本社ヘリ「あさづる」から)

 東京電力福島第一原発事故の対応拠点として使われたサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)は28日、スタジアムなど主要施設の営業を再開した。中学生の記念試合が行われ、東日本大震災と原発事故で休止して以来、約7年4カ月ぶりに活気が戻った。復興のシンボルとして地元の期待が高まる。

◆五輪事前合宿へ強い思い

日本代表の森保一監督

 サッカーの日本代表と2020年東京五輪の男子代表を指揮する森保一監督(49)も、Jヴィレッジの記念式典に出席。「聖地」ともいわれる拠点が約7年4カ月ぶりに再始動することになり、「ここから盛り上がりを創出し、発信できるのはうれしい」と喜びを語った。

 26日に行われた日本代表監督就任の会見後、公の場での初仕事となった。東日本大震災で施設が休止する以前は、指導者としてJヴィレッジに何度も訪れていたといい、「(震災で活動が休止していたことが)うそのように、きれいに整備されている。携わった全ての人の力を感じた」と感激した様子。その上で「復興に尽力している方、被災して苦しんでいる方に対し、勇気や励ましのメッセージになれれば」と代表活動への思いを強くした。

 東京五輪の男子代表は、女子代表とともにJヴィレッジで事前合宿を行う予定。一方、22年のワールドカップ(W杯)を目指す日本代表では、選手がそろって練習できる期間が短いなど日程調整が難しいため、Jヴィレッジでの合宿などは未定という。ただ、「ここに来て活動する機会はあると思う」「スケジュールを見て決めたいが、思いはある」と前向きな考えも示した。 (対比地貴浩)

 

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