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東京五輪あと2年 震災の記憶たすきに託しリレー 青森スタート

スポーツ

2018年7月24日 夕刊

「未来への道1000km縦断リレー」でスタートするパラリンピック陸上の山本篤さん(前列右から2人目)、女子マラソンの高橋尚子さん(同3人目)と参加者ら=24日午前、青森市で

 二〇二〇年東京五輪は二十四日、開幕まで二年となった。大会理念の「復興五輪」を示すため、東日本大震災の被災地をつなぐリレーが始まったほか、東京都は小池百合子知事も参加するイベントで大会をアピール。五十六年ぶりに日本で開かれる夏の五輪に向けて機運を盛り上げた。

 青森市では、東日本大震災の被災地を約千六百人がランニングと自転車で東京までつなぐ「未来(あした)への道 1000km縦断リレー」がスタート。式典で青森県弘前市の北畠実里さん(16)は「震災の記憶を風化させないとともに、たすきをつないでいくことを誓います」と宣誓した。

 第1区では、ベビーカーに乗ったゼロ歳児から七十四歳までの一般参加者が五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらゲストと一緒に約一・七キロを走った。八月七日に東京・駒沢公園にゴールする予定。

 走り終えた高橋さんは「選手は二年後の今日に向けて全力でトレーニングしている最中。東京大会と被災地への思いをつないでいきたい」と話した。

 リレーは都などが主催し、一三年から毎年実施。応募者に加え、五輪メダリストの朝原宣治さんらがゲスト参加する。

 都庁では二十四日朝、青森のスタート式の会場と中継をつなぎ、小池知事や市区町村職員約八十人がラジオ体操。小池知事は青森の参加者に「いろんな思いが込められたたすきを、東京で受け取ることを楽しみにしている」と呼び掛けた。

 サーフィン会場となる千葉県一宮町の海岸でもイベントが開かれ、日本サーフィン連盟の強化指定選手が技を披露。震災で練習場所を失い、仙台市から一宮町に移住した中塩佳那さん(14)は「波がある日は毎日この海で練習している。五輪で金メダルを取りたい」と語った。

 日本航空は大会マスコットを機体に描いた特別塗装機を羽田空港でお披露目。二〇年の大会終了まで約二年間、国内各地を飛び回る。

 

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