XMenu

世界のスター、Jデビュー 華麗 イニエスタ魅せた

スポーツ

2018年7月23日 朝刊

湘南戦の後半、Jリーグデビューした神戸のイニエスタ=ノエスタで

◇明治安田J1第17節(22日・豊田スタジアムほか=9試合)

 首位の広島は最下位の名古屋と0−0で引き分けた。勝ち点は41。名古屋は15戦勝利なし。2位FC東京は5−2で横浜Mを下し、9戦負けなしで勝ち点34とした。長崎を1−0で退けた川崎が同33で3位。

 神戸は新加入したスペイン代表MFイニエスタが後半途中から初出場したが、湘南に0−3で敗れた。鳥栖に加わった元スペイン代表FWフェルナンドトーレスも0−1で負けた仙台戦の後半途中にデビューした。

 清水はG大阪を破り、鹿島は柏に大勝した。C大阪−浦和、札幌−磐田は引き分けた。

    ◇

 推定年俸32億円のスーパースターが、Jリーグデビューを果たした。神戸の今季最多となる2万6146人の熱視線を浴び、後半途中から出場したスペイン代表のイニエスタ。チームは黒星を喫したものの「これから始まる素晴らしい物語の第一歩だ」と語り、日本サッカー史にその名を刻んだ。

 0−2の後半14分に投入され、ボールに触るたびに大歓声が湧き起こった。呼応するように「役目は攻撃の要」と奮起。主に中盤左から絶妙な力加減でボールを供給し、44分にチャンスを生む前線へのスルーパス。その1分後には右CKから左ダイレクトボレーで初シュートも放った。流れは変えられなかったが、世界最高峰の足技で魅了した。

 プロ入り後、一筋だった母国の名門バルセロナでのシーズン、その後のワールドカップ(W杯)ロシア大会を終えて3週間足らずの18日に来日。中3日でピッチに立った。疲労や高温多湿な日本の夏に不慣れなため「状態はまだトップではない」とフル出場には時間がかかることを認めつつ、「できる限り早く、いいプレーを見せたい」。言葉に意欲の高さがにじむ。

 昨年同時期に鳴り物入りで入団した元ドイツ代表のポドルスキは周囲との連係が合わず、推定年俸6億円に見合う結果を見せられていない。それを上回る超大物は前評判にたがわぬ活躍を残せるか。

 「うまくいく。そう確信している」と冷静な口調で明言したイニエスタ。数々のタイトルを獲得してきた34歳MFが、極東の新天地でも成功を目指す。(対比地貴浩)

 

この記事を印刷する