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強いジョコ 帰ってきた 四大大会2年ぶり制覇 ウィンブルドン

スポーツ

2018年7月16日 朝刊

ウィンブルドンで3年ぶり4度目の優勝を果たしたジョコビッチ=AP・共同

 【ウィンブルドン=共同】四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権最終日は15日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス決勝で第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6−2、6−2、7−6で下し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。

 準々決勝で錦織圭(日清食品)、準決勝で全仏オープン王者のラファエル・ナダル(スペイン)を下した元世界ランキング1位のジョコビッチは歴代単独4位の四大大会通算13勝目となり、優勝賞金225万ポンド(約3億3450万円)を獲得した。

 アンダーソンは準々決勝で最多8度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)、史上2番目に長い6時間36分の激闘となった準決勝でジョン・イスナー(米国)に勝って初めて決勝に進んだが、南アフリカ勢初の頂点を逃した。

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 【ウィンブルドン=共同】ウィンブルドン選手権第12日は14日、女子シングルス決勝は元世界ランキング1位で第11シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)が8度目の優勝を狙った第25シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)に6−3、6−3で勝ち、初制覇を飾った。

 同種目のドイツ勢で1996年のシュテフィ・グラフ以来。

 30歳のケルバーは2016年の全豪オープンと全米オープンに続く四大大会3勝目で、優勝賞金225万ポンド(約3億3450万円)を獲得した。

 男子ダブルスはマイク・ブライアン、ジャック・ソック組(米国)が初制覇。女子ダブルスは全仏オープン優勝のバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)が四大大会2連勝となった。

◆右肘故障から完全復活

 完全復活を告げる2年ぶりの四大大会制覇だ。右肘の故障に苦しみ、手術から復帰後も低迷が続いた31歳のジョコビッチが、輝きを取り戻した。8強止まりだった全仏オープンでは、失意から欠場の可能性も示唆したテニスの聖地。抜群のフットワークで粘り強く返球するプレースタイルのように、不屈の精神でどん底からよみがえった。

 「自分を疑い、いらつき、失望した。この道でいいのかと自問自答したときもあった」。立ち直るきっかけを与えたのが、皮肉にも錦織圭(日清食品)だった。

 自信を深めた大会に挙げたのが、錦織に逆転勝ちして4強入りした5月のイタリア国際。今大会も準々決勝での対戦で錦織戦の連勝を13に伸ばして勢いに乗り、準決勝では宿敵ナダルに打ち勝ってきた。

 ラケットの長さや重さ、面積、縦横に張るストリングの本数まで微修正を重ね、右肘への負担を軽減する方法を探った。新仕様のラケットで「サーブに角度がつけられるようになった」とけがの功名もあった。

 世界1位に君臨した全盛期に「すごく近づいている」との自信は、確信に変わった。 (共同)

 

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