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ケルバー、涙の初V ウィンブルドン

スポーツ

2018年7月16日 朝刊

初優勝を決め、倒れ込んで喜ぶケルバー=AP・共同

 ケルバーの涙には、栄光と挫折を味わった2年間の思いが詰まっていた。四大大会で2勝し、世界1位に駆け上がった2016年から一転、昨年は四大大会で4回戦が最高と壁にぶつかった。「こんなに力強く復活するとは誰も思っていなかったはず。多くを学んだ17年がなければ、この優勝はなかった」。変化を恐れず、自分と向き合った日々がやっと報われた。

 四大大会23勝のS・ウィリアムズには2年前の決勝を含め、過去2勝6敗だった。「ベストなテニスをしなきゃ勝てない。思い切りいこうと自分に言い聞かせた」。屈指の守備力だけに頼らず、積極的に攻めに転じる新たな意識で、強打を誇る相手のミスを誘発。改良を重ねて速度が増したサーブも「大事な場面で鍵になった」と効いた。

 「全てを見直した」という。新コーチを迎え、1日の練習回数や休みの予定管理まで細心の注意を払った。1996年のシュテフィ・グラフ以来となるドイツ勢の頂点に「幼い頃からこの瞬間を夢見てきた」と感慨を込める。憧れの人と同じように、光り輝くシャーレ(優勝皿)を高々と掲げた。 (共同)

 

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