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全パが連勝 源田、見せた九州魂

スポーツ

2018年7月15日 朝刊

5回表無死三塁、先制二塁打を放つ源田=リブワーク藤崎台球場で

 プロ野球マイナビオールスターゲーム2018は14日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で第2戦が行われ、全パが5−1で全セを下し、昨年から4連勝で通算成績を84勝78敗11分けとした。最優秀選手(MVP)には先制の二塁打を放った源田(西武)が初めて選ばれた。

 全パは五回、源田の適時二塁打と甲斐(ソフトバンク)の適時打で2点を先制。七回に代打今江(楽天)の適時打、八回には浅村(西武)の適時二塁打などでリードを広げた。全セは八回に糸原(阪神)の適時二塁打で1点を返した。

 球宴が熊本県内で行われるのは初。2016年4月に起きた熊本地震の復興支援の一環で、地方球場では13年以来、5年ぶりの開催だった。後半戦はセ、パ両リーグともに16日にスタートする。

◆同郷大分 甲斐も続く

 2年前の震災で甚大な被害に見舞われた熊本市で、初のオールスター開催。「がんばろう九州」などの横断幕が掲げられた外野スタンドには多くの地元の子どもたちの姿があった。隣の大分県出身の源田(西武)が燃えないはずはなかった。先制適時二塁打を放つなどの活躍でMVPに輝いた背番号6は「子どもたちに見せても恥ずかしくない試合ができた」と胸を張った。

 熊本は「父親の地元で小さいころからよく遊びに来ていた」という思い入れのある地。それだけに2016年4月の震災時は「親戚もたくさん熊本にいるので心配だった」。そんな地を勇気づけんばかりに躍動した。

 0−0の五回無死三塁の好機で、全セ3番手の岩貞のスライダーを捉えた打球が前進守備の二遊間を抜けた。中堅手の位置を確認し、迷うことなく一塁を蹴って二塁を陥れた。アウトを恐れることなく積極的に次の塁を狙う姿勢に「自分らしさを出せたかな」と振り返った。

 「今日は何とか頑張って打とう」。試合前、同じ大分県出身で同学年の甲斐(ソフトバンク)と誓い合った。そんな甲斐も五回無死二塁で、源田を本塁に迎え入れる左前適時打で続いた。源田は「2人とも安打が出て良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 地元九州ということもあり、この日は両親や親戚がスタンドから声援を届けた。「いいところを見せられて良かった」。MVPのお立ち台で、相好を崩した。 (唐沢裕亮)

 

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