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錦織4強逃す ジョコが壁に…13連敗 フェデラー敗れる ウィンブルドン

スポーツ

2018年7月12日 夕刊

男子シングルス準々決勝でノバク・ジョコビッチに敗れた錦織圭=ウィンブルドンで(共同)

 【ウィンブルドン=共同】ウィンブルドン選手権第9日は11日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス準々決勝で第24シードの錦織圭(日清食品)は第12シードで元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3−6、6−3、2−6、2−6で敗れ、同種目の日本勢で1933年大会4強の佐藤次郎以来となる85年ぶりの準決勝進出を逃した。

 錦織はジョコビッチ戦で13連敗、通算2勝14敗となった。日本勢は全て敗退した。

 最多8度優勝を誇る第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)にフルセットで逆転負けする波乱があった。第2シードで全仏オープン王者のラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)、第9シードのジョン・イスナー(米国)が第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を下した。イスナーは四大大会初のベスト4入り。

 13日の準決勝はジョコビッチ−ナダル、アンダーソン−イスナーに決まった。

    ◇

 善戦はしても勝利が遠い。芝コートでの初対戦でもジョコビッチが壁となって立ちはだかった。13連敗を喫した錦織は、実感を込めて言う。「崩し方はどの選手よりも難しい。我慢が必要で、自分のテニスの質、レベルを絶対に最後まで落とせない」。四大大会で12度制覇を誇る元世界1位と優勝がない錦織。勝ちきる力が足りなかった。

 試合の流れを決定付けたのは、追い付いて迎えた第3セットの中盤だった。相手のサーブを攻めて0−40とチャンスをつくりながら、ラリーで先にミスが出て連続失点。続く自身のサービスゲームではショットが乱れてブレークを許した。手放した主導権は、もう戻らなかった。

 4回戦で治療を受けた右肘は「あまり良くなかった」と打ち明けた。試合の前も最中も薬を飲み、負担が大きいフォアハンドで次第にミスが増えた。どこからでも深く返球され「弱点がない」と脱帽するしかなかった。

 日本男子で85年ぶりの快挙は逃したが、四大大会で唯一なかった8強には届いた。右手首故障から復帰してまだ半年足らずで「芝で自分のテニスを少し見つけ出せたことは収穫。かなり自信を取り戻してきている」。センターコートを去る時、うつむいたままだった顔を、ぐっと上げた。 (共同)

 

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