イチローが今季1号 米通算761打点で松井抜く

スポーツ

2017年4月21日 朝刊

今季初本塁打を放ち、ベンチで祝福されるマーリンズのイチロー=シアトルで(共同)

 【シアトル=共同】19日、各地で行われ、マーリンズのイチローはかつて本拠地だったシアトルでの古巣マリナーズ戦に「9番・右翼」でフル出場し、九回にメジャー1年目から17年連続本塁打となる今季1号ソロを放った。

 今季初の打点でメジャー通算を761とし、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜の日本選手最多記録を塗り替えた。4打数2安打1打点1得点、1三振で今季初の複数安打もマークした。

 同僚の田沢は六回途中に救援し1回2/3を無安打無失点、2三振1四球。チームは5−10で敗れた。

 ヤンキースの田中はホワイトソックス戦に先発し、7回を6安打1失点、6三振2四球で2勝目(1敗)を挙げた。チームは9−1で完勝した。

 アストロズの青木はエンゼルス戦に「7番・左翼」で先発出場し、3打数無安打、2三振で途中交代した。チームは5−1で勝った。

 カブスの上原はブルワーズ戦の2−4の八回に4番手で登板し、1回を1三振などで三者凡退とした。チームは7−4で逆転サヨナラ勝ち。

◆「打てて良かった」

 マーリンズのイチローにとって、2001年にメジャーデビューを果たして12年途中まで在籍したマリナーズの本拠地では今季最後の一戦だった。「シアトルでのプレーはこれが最後になるとは思わなかったか」と問われ「今回(の3連戦では)最後の打席という思いで立ちましたけど、そういう気持ちは全然なかったですね」と返した。問い掛けられるまで考えたこともなかったという。

 この日は九回の打席で魅了した。初顔合わせの救援マーシャルの初球を見事に捉え、右翼席まで運ぶ。「これだけ盛り上げてくれて、寂しい感じで帰りたくない。だから本当にホームラン打てて良かった」は偽らざる本音だろう。

 決して本調子ではない。先発出場はこれが今季3試合目と少なく、初めて複数安打をマークしても打率は1割5分8厘。打撃の現状については「いくつかのことをやっていますけど、具体的には言わないです」と短く触れただけだ。慣れ親しんだ球場での一撃は、復調の手掛かりになるだろうか。 (共同)

 

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