お待たせイチ号 大リーグ

スポーツ

2017年4月20日 朝刊

マリナーズ戦の9回、今季初本塁打を放つマーリンズのイチロー=シアトルで(共同)

 【シアトル=共同】19日、各地で行われ、マーリンズのイチローはかつて本拠地としていた当地でのマリナーズ戦に「9番・右翼」で先発出場し、九回に今季初本塁打を放つなど4打数2安打1打点1得点、1三振だった。本塁打はメジャー1年目から17年連続で、打点と複数安打は今季初だった。打点は通算761とし、ヤンキースなどでプレーした松井秀喜の日本選手最多記録を更新した。

 同僚の田沢は4−8の六回1死一、二塁から3番手で登板し1回2/3を無安打無失点、2三振1四球だった。チームは5−10で敗れた。

 ヤンキースの田中はホワイトソックス戦に先発し、7回を6安打1失点、6三振2四球で2勝目(1敗)を挙げた。チームは9−1で勝った。

 カブスの上原はブルワーズ戦で2−4の八回に4番手で登板し、1回を1三振などで完璧に抑えた。チームは7−4で逆転サヨナラ勝ちした。

 アストロズの青木はエンゼルス戦に「7番・左翼」で先発出場し、3打数無安打、2三振だった。七回の守りで退き、チームは5−1で勝った。

◆シアトルに感謝の一振り

 マーリンズのイチローは感謝の気持ちを一振りに込めた。かつて慣れ親しんだセーフコ・フィールドで3年ぶりのプレー。3連戦の初日には3000安打達成のセレモニーが行われ、この日は自身の首振り人形が観客に無料配布された。地元ファンの「イチロー・コール」はいろいろな場面で起き「シアトルの人たちがいまだにこんなに思ってくれているのに感激した」の言葉には実感があふれた。

 捉えたのは救援右腕マーシャルの高め真っすぐ。初対戦の相手に初球から狙っていった。「初球しか(一発狙いは)できないですよ。知らないピッチャーなんだし」と言い切る。敗色濃厚だっただけに「そういう意味では理想的な場面」と迷いはなかった。滞空時間の長い打球は大歓声にも押され、右翼フェンスを越えた。

 試合後、ホームランボールは関係者を通じて本人に手渡された。日米通算で、誰よりも多くヒットを打ってきたイチローが「印象に残る。これだけ盛り上げてくれて、寂しい感じで帰りたくない。だから本当に打てて良かった」としみじみ語った。(共同)

 

この記事を印刷する