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ランチで味わう県産野菜 女子栄養大生が鶴ケ島に「カフェ」

埼玉

2018年9月11日

ランチプレートをつくる鹿島さん(左)と浅子さん=鶴ケ島市で

 県産野菜や鶴ケ島サフランの良さを知ってもらおうと、女子栄養大坂戸キャンパスの学生二人が十九日、東武東上線鶴ケ島駅近くに地元食材をふんだんに使ったオリジナルランチプレートを提供する「IRODORI CAFE(イロドリ カフェ)」を開店する。十月末まで週一回の期間限定営業。二人は「幅広い世代に野菜を食べてもらえるメニューにした」と話す。同大にはキャンパス内に実習用の店舗があるが、学生が学外に出て店舗営業するのは珍しいという。(中里宏)

 カフェを開くのは、食文化栄養学科四年の鹿島菜々子さん(21)=川口市=と浅子友真(ゆま)さん(21)=さいたま市。専任講師の平口嘉典さん(40)が指導する卒業研究で「埼玉のおいしいものを発信する」というテーマに取り組んでいる。鹿島さんは鶴ケ島市が特産化に力を入れるサフランのPR、浅子さんは埼玉の野菜による地域振興が研究テーマだ。

 「せっかく取り組むなら自分たちで料理を作り、味わってもらおう」と、鶴ケ島市と同市商工会が連携して運営する起業支援施設「チャレンジショップつるカフェ」への出店を決めた。

 ランチプレートは八百円で一日十五食限定。和風パエリア、サトイモの和風キッシュ(パイ)、サツマイモの肉巻き、サフランポテトサラダ、サフランゼリーが一皿に乗り、サフラン入りのブイヤベースが付く。

 鹿島さん担当の和風パエリアには「女性や高齢者が食べやすい食感、味」を目指してレンコン、タマネギ、シイタケを加えた。浅子さんは、担当する和風キッシュについて「若い人はサトイモをあまり食べないが、キッシュなら食べてくれるのでは」と期待する。

 料理の味は試食した市幹部やマスコミ関係者も感心する出来栄え。サツマイモの肉巻きは甘辛い味付けで、サツマイモが苦手な男性もおいしく食べられる。

 二人は商工会が委託するアドバイザーから、原価計算や店のPR方法などの指導を受ける。鹿島さんは「人件費や光熱費、家賃もかかるので、しっかり考えないといけない」と初めての出店の難しさを実感。実家が見沼田んぼの兼業農家という浅子さんは「地元の良さをPRできる方法が見つかった。野菜を使った農家カフェを開きたい」と笑顔で夢を語った。

 カフェは鶴ケ島駅東口から徒歩三分。営業日は九月十九、二十四日と十月三、十、十七、二十四、三十一日。問い合わせは鶴ケ島市産業振興課=電049(271)1111=へ。

 

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