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日高市、使途不明金610万円確認 横領の疑いで被害届

埼玉

2018年9月11日

「市民の信頼を重ねて損なってしまった」と謝罪する谷ケ崎市長=日高市役所で

 日高市は十日、臨時会見を開き、市が補助金などを支出する外郭二団体の会計口座で、市職員が関与したとみられる使途不明の出金計約六百十万円を確認したと発表した。市は、容疑者を特定せず、飯能署に業務上横領容疑の被害届を提出した。(加藤木信夫)

 同市では八月、引受人がいないため市が遺体を引き取った男性のクレジットカードで買い物をしたとして市職員の男(47)が詐欺容疑で県警に逮捕された。事件を受け、男の担当業務を改めて調べたところ、今回の出金が判明したという。

 市によると、使途不明の出金が確認されたのは、谷ケ崎照雄市長が委員長を務めるウオーキングイベント「日高かわせみの里ツーデーウオーク実行委員会」と「市体育協会」。

 使途不明金のうち実行委分は四百八十万円で、五月七日に四百万円、六月十八日に八十万円の出金。体育協会分は約百三十万円で八月七日に一括で引き出されていた。双方の会計事務は、容疑者の男と上司の男性主幹の二人が担当だった。

 預金通帳と届け出印は、男が当時勤務していた生涯学習課の書庫と事務机で保管し、男と男性主幹が別々に鍵を所持していた。男性主幹は市の聞き取り調査に対し「出金に関与していない」と説明。一方、男は市の担当者の接見要請を拒否したという。

 谷ケ崎市長は「市民の信頼を重ねて損なう事案が発生したことを深くおわび申し上げる」と陳謝。市の担当者は「警察の捜査に全面的に協力し、使途不明金の回収に全力で取り組む」としている。 

 

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