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<衆院選>各小選挙区の情勢(上)

埼玉

2017年10月7日

【1区】さいたま市見沼(5区を除く区域)・浦和・緑・岩槻区【2区】川口市(15区を除く区域)【3区】草加・越谷市(13区を除く区域)【4区】朝霞・志木・和光・新座市【5区】さいたま市西・北・大宮・見沼(北西部の一部)・中央区

 衆院選は十日公示、二十二日投開票される。新党の登場で流動的だった立候補予定者の公認や政党間の選挙協力も、ほぼ形が定まってきた。県内十五の小選挙区の情勢を三回に分けて、紹介する。

◆1区 前職2人が激しい争い

村井英樹37 内閣府政務官 自前<2>

武正公一56 (元)財務副大臣 希<前><6>

鳥羽恵58 党地区常任委員 共新 

小檜山清人60(元)日立製作所社員 維新 

 三度目の対決となる自民村井と希望武正が前職同士で激しく争い、共産鳥羽と維新小檜山の新人二人が追う。

 内閣府政務官を務める村井は、子育て支援の抜本的な拡充を中心に訴え、三選を目指す。

 武正は民進から希望に移った。六期連続当選中だが過去二度は比例復活で、小選挙区での必勝を期す。

 鳥羽は安保法制廃止などを主張。小檜山は財政健全化に力を入れる。

◆2区 前新 三つどもえの乱戦

新藤義孝59(元)総務相 自前<6>

菅克己51(元)県議 希新 

平川道也45 党地区常任委員 共新 

 七選を目指すベテラン新藤に、国政初挑戦の菅と平川がどこまで迫るか。

 自民県連会長で元総務相の新藤は前回、前々回とも圧勝。ただ、県外での職務が増えて地元入りが激減しており、今回は「非常に危機感がある」と話す。

 菅は民進の公認が内定していたが、希望からの出馬を決断。かつて新藤のライバルだった旧民主の元衆院議員から支援者を引き継ぎ、地盤固めも図る。

 平川は「安倍政権の暴走阻止を」と主張し、幅広い支持を求める。

◆3区 立憲民主を共産が支援

黄川田仁志46(元)外務政務官 自前<2>

三輪麻美30(元)客室乗務員 希新 

山川百合子48(元)県議 立新 

飯田剛58 幸福実現党支部長 諸新 

石川英行54(元)米菓会社長 無新 

 東京都出身の黄川田はもともと、3区に地縁がなかった。二期五年間で住民との座談会をこまめに開くなどし、三選に向けて知名度を上げてきた。

 山川は民進の県議だったが、希望ではなく立憲民主からの出馬を選択。このため共産は新人の擁立を取りやめ、山川を支援する。

 大阪府出身の三輪も3区に地縁はないが、小池百合子代表の看板と「若い女性」をアピールして挑む。

 地元で二度目の衆院選出馬となる飯田は「国防強化」などを訴える。

◆4区 5人が立候補の激戦に

穂坂泰43 志木市議 自新 

吉田芳朝43 (元)県議 希新 

朝賀英義67 (元)新座市議 共新 

青柳仁士38(元)JICA職員 維新 

豊田真由子42(元)文部科学政務官 無前<2>

 五人が立候補を予定している激戦区。自民を離党し「地元へのおわびが先決」と話していた豊田は、六日になって無所属での出馬を表明。自民が擁立した穂坂は父親が志木市長や県議会議長を務めた。県議を四期目途中で辞した吉田は、民進から希望へ転じて支持拡大を目指す。新座市議を十期約三十七年務めた朝賀の知名度も高い。前回、民主(当時)との選挙協力で9区へ回った青柳は五年ぶりの4区復帰。

◆5区 枝野代表軸に三極対決

牧原秀樹46 厚生労働副大臣 自<前><3>

高木秀文44 弁護士 希新 

枝野幸男53 党代表 立前<8>

 立憲民主の立ち上げで注目される枝野に、四選を目指す自民牧原、希望新人の高木が挑む。

 枝野は新党の代表として地元入りは限られるが、民進の地方議員が党の方針に反して全面支援。共産も候補を取り下げて協力する。厚労副大臣の牧原は、小選挙区では過去四度連続で枝野に敗退。地元を地道に回って支持を広げ、悲願の初勝利を目指す。高木は三日に公認が決まったばかりで、短時間での浸透を図る。

◆記事の見方

氏名 年齢 肩書 (1)(2)(3)

 (1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分、<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。党派は自=自民、希=希望、公=公明、共=共産、立=立憲民主党、維=日本維新の会、社=社民、諸=諸派、無=無所属。敬称略

 

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