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沖縄知事選 移設反対派、玉城氏に要請

政治

2018年8月20日 夕刊

◆自民は佐喜真氏一本化

 九月の沖縄県知事選に向け、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古(へのこ)移設に反対する県政与党や組織でつくる「調整会議」は十九日、翁長雄志(おながたけし)知事が死去前に後継指名した一人、自由党の玉城(たまき)デニー幹事長(58)=衆院沖縄3区=に出馬を要請した。玉城氏は二十日、同県沖縄市で記者団に「政策の礎をどういう観点に据えるかを含め、用意しなければならない」と述べ、立候補に意欲を示した。

 玉城氏は後援会幹部と協議し、早ければ週内にも判断する方針。沖縄県の謝花喜一郎(じゃはなきいちろう)副知事は同日、玉城氏の出馬検討を「いい形でまとまればと思う」と歓迎した。調整会議は十九日、要請に先立ち、那覇市で会合を開き、翁長氏が指名した玉城氏か地元小売り・建設大手「金秀グループ」の呉屋守将(ごやもりまさ)会長(69)のいずれかを擁立する方針を全会一致で決めた。

 調整会議議長の照屋大河県議は会合後の記者会見で、説得に全力を挙げる考えを表明。「必ず受諾してもらえるよう、決意し臨む」と強調した。

 翁長氏は二氏を後継の知事候補として指名し、音声で残した。関係者によると、呉屋氏は玉城氏を支援する姿勢を示している。

 知事選を巡っては、移設を進める安倍政権が推し、十八日付で宜野湾市長を辞職した佐喜真淳(さきまあつし)氏(54)が立候補を表明。自民、公明両党が政策づくりや支援態勢の構築を急いでいる。玉城氏が立候補すれば、移設を争点に事実上の一騎打ちとなる見込みだ。

 保守系で、七月に出馬の意向を示した物流業などを展開するシンバホールディングス(本社・沖縄県浦添市)の安里繁信会長(48)は十九日、那覇市で記者団に対し、出馬を断念し佐喜真氏を支援すると表明した。自民党が一本化に向け調整していた。

 

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