XMenu

自民党総裁選 5派閥が首相支持 石破氏きょう出馬表明

政治

2018年8月10日 朝刊

 自民党の石破茂元幹事長は十日、九月の党総裁選への立候補を東京都内で正式に表明する。自らが会長を務める石破派(二十人)の九日の会合で明らかにした。石原派(十二人)は同日、都内で会合を開き、安倍晋三首相の三選支持を決めた。竹下派(五十五人)は長野市内の派閥会合で自主投票を確認した。党内全七派閥の対応が固まり、五派閥が首相支持となった。 (川田篤志)

 石破氏は派閥会合で「総裁選びは首相選びだ。憲法や安全保障、経済政策、党運営でどんな考え方を持ち、どこが違っているか、理解してもらう努力が必要だ」と語った。

 国会議員票(四百五票)では、首相は、細田、麻生、岸田、二階の各派(計二百四十五人)の支持を得て、圧倒的な優位に立っている。ここに、石原派と竹下派の衆院側(三十四人)の多くが加わる。竹下派の参院側(二十一人)はほぼ一致して石破氏を推す見通し。石破氏は自身の派閥以外からは、初めてまとまった支持を得ることになった。

 竹下派の対応が衆参で割れた背景には、党・内閣人事を握る「安倍一強」と派閥の影響力低下がある。竹下派会長の竹下亘党総務会長は九日、派閥幹部ら約二十人が集まった会合で「私は一本化したかったが、それはできないと判断した」と語った。

 同派参院側は、引退後も影響力を持つ青木幹雄・元参院議員会長の意向を踏まえ、対立候補の擁立に動くことで派閥として存在感を示す狙いがあるとみられる。一方、衆院側は派会長代行の茂木敏充経済再生担当相や加藤勝信厚生労働相らが当初から首相支持を鮮明にしていた。

 竹下氏は派閥会合後の記者会見で、自身が誰を支持するかは明言しなかった。石破氏を支持した議員は総裁選後に想定される内閣改造・党役員人事で冷遇されるとの見方が出ていることに関し「干すことなんてありえない」とけん制した。

 

この記事を印刷する