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沖縄知事選の調整急ぐ 翁長氏死去 県、辺野古撤回聴聞へ

政治

2018年8月9日 朝刊

翁長雄志沖縄県知事の死去から一夜明け、半旗が掲げられた那覇市役所=9日午前

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事の死去を受け、与野党は九月中に前倒しして実施される見込みの知事選に向け、調整を急ぐ。知事選は、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設の是非が争点となる見通しだ。県は翁長氏が決めた辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回に向けた手続きを継続する方針で、九日午後には防衛省沖縄防衛局から弁明を聞くための聴聞を実施する。 

 移設に反対する翁長氏を支持してきた社民、共産両党などの県議会与党会派は八日、知事選への対応を協議した。翁長氏は、予定されていた任期満了に伴う十一月の知事選への態度を明かさなかったため、候補者選びは停滞している。「出遅れ感は否めない」(県議)として、八日の会合では、早期の候補者決定に向け、作業を加速させる方針を確認した。

 一方、移設を進める立場の政権与党は、宜野湾市の佐喜真淳(さきまあつし)市長(54)の擁立を決めているが、「『弔い合戦』となるのは確実だ。移設反対派が結束すれば、大変な脅威だ」(与党幹部)と警戒する。佐喜真氏を推す自民党の県議や国会議員は九日、佐喜真氏本人を交えて知事選への対応を協議した。

 翁長氏の任期満了に伴う知事選は十一月一日告示、十八日投開票の予定だったが、公選法では県選挙管理委員会に死亡を通知後、五十日以内に実施されることになっている。

 

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