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秋に長崎で「賢人会議」 平和祈念式典で首相

政治

2018年8月9日 朝刊

 安倍晋三首相は九日、長崎市で行われた平和祈念式典でのあいさつで、政府が昨年立ち上げた核保有国、非保有国の専門家による賢人会議を今秋に長崎で開くと表明した。核兵器のない世界の実現に向けて、保有国、非保有国双方の「橋渡しに努める」と強調したが、広島市で六日にあった式典に続き核兵器禁止条約には言及しなかった。

 首相は賢人会議での知見も踏まえ、二〇二〇年の核拡散防止条約(NPT)運用検討会議が成果を上げるよう貢献すると述べた。式典に参加したグテレス国連事務総長と協力する考えも示した。

 首相は「核軍縮の進め方で、各国の考え方の違いが顕在化している」と指摘。非核三原則を堅持しつつ「国際社会の取り組みを主導していく」と述べた。

 この後、首相は長崎市内で被爆者団体代表と面会。核兵器禁止条約への参加を求められたのに対し、広島市での面会時と同様に「(条約は)アプローチが異なる」と参加の意思がないことを改めて説明した。 (妹尾聡太)

 

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