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地上イージス費用膨張 防衛相「1基1000億円は参考値」

政治

2018年7月25日 朝刊

 政府が二〇二三年度の運用開始を目指す弾道ミサイルの地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の取得費を巡り、小野寺五典防衛相は二十四日の記者会見で、一基約一千億円としてきた従来の見積もりは「参考値」だったと軌道修正した。防衛省には一基約二千億円との試算もあり、不透明さを増している。

 取得費を巡っては、小野寺氏が昨年十一月の国会で「一般的な見積もり」と断った上で一基約八百億円と説明。一隻約一千七百億円のイージス艦から船体部分の建造費など約九百億円を除いた額という根拠だったが、同省はその後、施設整備費を含めて約一千億円と変更した。

 会見で小野寺氏は「(従来の説明は)イージス艦に搭載しているシステムの調達費を参考として話した。今回のイージス・アショアが、どのくらいの見積もりか一度も言ったことはない」と釈明。取得費は「レーダーを含むシステム構成や配備場所により、相当程度変動する」と説明した。

 防衛省は地上イージスの搭載レーダーとして、米ロッキード・マーチン社の最新機種「SSR」を軸に検討しており、来年度予算の概算要求までに結論を出す方針だ。 (新開浩)

 

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