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参院6増法案 採決強行へ 自民きょうにも 野党反発

政治

2018年7月10日 朝刊

 参院政治倫理・選挙制度特別委員会は九日、参院選の「一票の格差」是正を名目に定数を六増する自民党提出の公職選挙法改正案を軸に質疑を行った。参院定数を維持し、大選挙区制に変える公明党案のみを採決し、否決した。自民党は十日にも特別委で同党案の採決を強行し、十一日に参院を通過させる構えだ。野党は「定数増は自民の党利党略だ」と反発を強めた。

 特別委では、立憲民主、希望両党が共同提出した合区を増やし定数を「二増二減」する案の趣旨説明を実施。自民党、国民民主党、公明党、日本維新の会の各案とともに審議した。

 質疑では、比例代表の定数を四増し、あらかじめ定めた順で比例当選者を決める「拘束名簿式」を一部に導入する自民党案の問題点を指摘する声が相次いだ。国民民主党の足立信也氏は「拘束式を入れると、比例も一票の投票価値が不平等になる」と疑問を呈した。参考人として出席した脇雅史・元自民党参院幹事長も自民案を批判した。

 特別委後の理事会で、自民党は十日の採決を提案したが、野党が反対し、合意には至らなかった。一方、自民、公明両党の参院幹部は特別委に先立ち、自民党案に関し定数四増にとどめる修正を協議した。自民党側は修正に難色を示した。十日も協議を続ける。

 

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