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打ち切りの障害年金復活 受給者2900人の一部

政治

2018年7月4日 朝刊

 一定の障害がある人に支払われる国の障害基礎年金を巡り、厚生労働省は三日、二十歳以降に障害を負った受給者で昨年度に支給を打ち切った二千九百三十三人のうち、症状が以前と変わっていない数百人には支給を復活させる方針を決めた。

 加藤勝信厚労相が三日の参院厚労委で明らかにした。これまで支給されていたことに配慮し、日本年金機構の判定医が「総合的な判断」で再支給を決める。

 判定業務は以前は都道府県ごとに分かれていたが、地域差をなくすため昨年四月から東京に一元化した。だが判定医が代わった影響で、症状が同じなのに支給停止となる人が相次ぎ厚労省が対応を検討していた。

 厚労省はサンプル調査の結果、二千九百三十三人のうち、症状に変化のない人が四百人程度いると推計。年金機構が診断書を確認し、停止した月からの分を秋以降にまとめて支払う予定。二十歳前から障害がある人のうち、打ち切りの可能性を予告していた千十人に対しても支給を続ける。

 受給者の中には数年おきに更新手続きが必要な人がおり、本年度以降に更新する人についても、症状が同じであれば支給を続ける方針だ。

 

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