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「土砂投入するな」 辺野古移設に抗議70艇

政治

2018年6月25日 夕刊

米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古沿岸部の護岸工事付近で、カヌーから抗議の声を上げる人々=25日午前

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設工事が進む名護市辺野古(へのこ)沿岸部の海上で二十五日、移設反対派の市民らがカヌーなどで、大規模な海上抗議活動を行った。本格的な土砂投入を早ければ八月十七日に行う方針の政府に対し、移設阻止に向けた取り組みを強めたい考え。

 海上でカヌー約七十艇と小型船数隻が、立ち入り制限区域に入っているとして退去するよう警告する海上保安庁の船とにらみ合った。

 参加者は「土砂投入するな」などと書かれたプラカードを掲げ、「基地を造るな」とシュプレヒコールを上げた。半数以上のカヌーが、工事のために設置された汚濁防止膜の位置を示すフロート(浮具)の内側に入り、次々と取り押さえられた。抗議に参加した沖縄県大宜味村の自営業の四十代男性は「美しい海を埋め立てないでほしい」と怒りをあらわにした。陸上でも抗議集会が予定されていたが悪天候のために中止となった。

 辺野古沖での護岸造成工事は、政府が昨年四月に着手した。反対派は移設先に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込むなど抗議を続け、機動隊との衝突が続いている。

 翁長雄志(おながたけし)知事は、前知事による埋め立て承認を撤回する意向を明言しており、その時期が焦点となっている。

 

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