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首相、議員票過半数の勢い 総裁選、地方票で変動も

政治

2018年6月25日 朝刊

 九月の自民党総裁選を巡り、共同通信社は同党の派閥に属さない国会議員七十三人の動向を二十四日までに探った。約四割に当たる三十一人が安倍晋三首相(党総裁)の連続三選を支持する意向だと判明。派閥として首相を推す方針の細田、麻生、二階の三派(計百九十七人)を加えると総計二百二十八人となり、党所属議員四百五人の半数を超える勢いだ。

 ただ、無派閥の約半数に当たる三十七人が態度未定・無回答。党員・党友の地方票の行方も見えず、情勢が変動する余地がある。

 首相と石破茂元幹事長、野田聖子総務相が立候補に意欲を示しており、岸田文雄政調会長も出馬を選択肢としている。六年ぶりの選挙戦が想定され、執行部は総裁選日程を「九月七日告示−二十日投開票」とする方向だ。

 共同通信が無派閥の議員本人や事務所に取材したところ、現時点で投票先を固めたのは三十六人。うち首相を支持する議員は首相本人を含めて三十一人。石破氏は二人、野田氏は本人を含めて二人だった。残り一人は「首相以外」と回答した。首相を支持する議員らは、北朝鮮対応を中心とする外交やアベノミクスの継続の必要性などを理由に挙げた。石破氏を推す議員は「地元支持者の人気が高い」と説明した。野田氏については「政策に期待する」とした。

 派閥では石破派(二十人)が石破氏の支持母体となり、岸田派(四十八人)は岸田氏の判断を待っている状態。第三派閥の竹下派(五十五人)の竹下亘総務会長は、ぎりぎりまで情勢を見極める構えだ。石原派も態度を決めていない。無派閥のうち、谷垣グループ(十五人程度)は派閥と同様に支援候補を決める予定だ。

 総裁選は国会議員票と、党員・党友票で争われる。共同通信が今月十六、十七両日に行った電話世論調査では自民支持層の45・9%が首相を次期総裁にふさわしいと回答。石破氏(18・1%)、岸田氏(3・0%)、野田氏(2・5%)を上回った。

 

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