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豊洲市場内にひび 地盤沈下原因 都「開場影響なし」

社会

2018年9月12日 朝刊

豊洲市場の敷地内に発生したひび割れ=東京都江東区で(東京都提供)

 東京都は十一日、築地市場(中央区)から移転し、十月十一日に開場する豊洲市場(江東区)の敷地内で、幅約十メートル、段差約五センチのひび割れが発生したと発表した。周辺で地盤沈下が起きたことが原因だが、補修により開場時期への影響はないとしている。

 都によると、ひび割れが発生したのは水産仲卸売場棟にある、荷物を出し入れする建物部分と舗装部分の接点。豊洲は建物の周りに土壌汚染対策の盛り土をしているが、盛り土とその下にある粘土層の部分が水分を失い徐々に沈下したという。

 地盤沈下は「今後二年以内で落ち着いてくる」と説明。盛り土をする際に固めていることから突然陥没が起きることはなく、現時点で他の場所で沈下はない。また、盛り土が機能しており、有害物質が地上に出てくることもないとしている。都は、開場までにひび割れを補修して、今後も定期的に点検するとしている。

 今月八日、水産仲卸業者がひび割れを見つけて、都に連絡した。都は昨年秋に亀裂を確認していたが「沈下は当初から想定していて、落ち着いてから補修する方針だった」として、業界団体に説明していなかった。

 都の担当者は「盛り土で沈下するのは一般的なことで、安全性にも問題がないことから説明するという選択肢がなかった。配慮ができなかった」と釈明した。

 

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