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停電長引けば…携帯使えなくなる恐れ 「移動基地局車」 各社が配備検討

社会

2018年9月7日 朝刊

 北海道の地震に伴う停電が長引くと、携帯電話が使えなくなる地域が広がる恐れがある。

 停電で携帯電話の電波を流す「基地局」と呼ばれる設備は非常用バッテリーで動いている。しかし携帯電話各社によると、バッテリーが持つのは最長でも1日から3日程度。電源が切れると電波を発することができず、携帯電話はつながらなくなる。特に周辺に利用者の多い基地局は、多くの電波を発するため使用電力が増え、バッテリーの持ちが悪くなるという。

 NTTドコモは6日夕、釧路市内の一部地域では通常の基地局の維持が難しくなったとして停止し、大規模な災害時に広い区域をカバーする「大ゾーン基地局」を初めて稼働した。同地域の利用者の通信速度は落ちるが、非常用バッテリーは通常の基地局より長く持つという。

 経済産業省と北海道電力によると、停電は地域ごとに徐々に復旧する見込みだが、全域の回復には1週間以上かかる見通しで、携帯電話各社は車両に基地局と電源を搭載した「移動基地局車」を、復旧が遅れる地域に配備するなどの対応も検討している。 (吉田通夫)

 

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