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偽サイト誘導、最多290万人 1〜6月 フィッシング詐欺急増

社会

2018年9月4日 夕刊

 クレジットカードなどの情報を盗むために、電子メールを送りつけて偽サイトを開かせる「フィッシング」詐欺の手口で、偽サイトに誘導された人が、日本国内で今年上半期(一〜六月)に過去最多の約二百九十万人に上ることが分かった。情報セキュリティー大手トレンドマイクロが三日に調査結果を公表した。

 最近の傾向として、パソコンやスマートフォンでアップルやアマゾン、楽天、LINE(ライン)など有名企業のサービスを利用する際に使われるアカウントを盗もうとする攻撃が増えたという。

 トレンドマイクロによると、同社は製品利用者を対象に二〇一四年、偽サイトを遮断した数の統計を取り始め、これまでは同年下半期の約百三十六万人が最多。その後百万人前後で推移していたが、昨年下半期に比べ二・七倍に急増した。

 また、大量のフィッシングメールが送られた二十七件の攻撃を分析したところ、リンク先の偽サイトはクレジットカード情報を盗み取ろうとするものが二十件、アカウントを狙うものが十五件あり、うち十三件は両方を狙っていた。

 これらのアカウントは、個人情報と結び付けられ、複数のサービスで使えることから、思わぬ形で悪用される恐れがある。トレンドマイクロの岡本勝之氏は「カード情報やアカウントを入力させるようなメールが来たら、もう一度本物かどうか確かめてほしい」と注意を呼び掛けている。

 

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