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東伊豆で民家全焼、4人死亡 5歳児含む家族か

社会

2018年9月3日 朝刊

火災があった住宅を調べる消防隊員ら=2日、静岡県東伊豆町奈良本で、本社ヘリ「まなづる」から

 一日午後十一時二十分ごろ、静岡県東伊豆町奈良本、白鳥広己さん(60)方から出火していると、隣家の女性が一一九番した。木造平屋の住宅約七十四平方メートルと、倉庫とみられる木造の建物約二十一平方メートルをともに全焼した。一時間後に鎮火し、住宅の焼け跡から四人の焼死体が見つかった。

 下田署は二日に現場を実況見分したが、四人の身元は確認できていない。三日も出火原因などを調べる。

 下田署によると、白鳥さんは五人暮らし。白鳥さんは病院に搬送されたが、命に別条はない。残る四人と連絡がとれておらず、遺体は妻(53)、長男(29)、次男(28)、長男の息子(5つ)とみられる。いずれの遺体も、やけど以外の目立った外傷はないもよう。白鳥さんは出火当時、妻と寝室にいて「煙いので家の外に逃げた」と話している。

 東伊豆消防署によると、四人のうち、三人の遺体が屋内で、一人が屋外で見つかった。白鳥さんの親族によると、白鳥さんは家族を助け出そうとしたが、途中で力尽きたとの趣旨の話をしている。

 町内に住む白鳥さんの兄正芳さん(67)は「仲の良い家族だった。あまりに突然のことでつらくて言葉にならない」と語った。

 近くに住む落合利治さん(79)は「火柱が上がり、火の粉がものすごく飛んでいた。風にあおられて自宅にも延焼しそうだったので、とても怖かった」。同じく近所の伊藤時次郎さん(65)は「パンパンと音がして、あっという間に火が燃え広がった」と振り返った。

 現場は、伊豆急行伊豆熱川駅南西へ約一キロ。住宅や田畑が点在し、近くに熱川幼稚園や図書館がある。

 

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