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座間事件 責任能力認め 一括起訴へ

社会

2018年8月31日 朝刊

 神奈川県座間市のアパートで九人の切断遺体が見つかった事件で、殺人容疑などで逮捕され鑑定留置中の無職白石隆浩容疑者(27)について、検察当局が刑事責任能力を問えると判断したことが、関係者への取材で分かった。

 犯行時に善悪の判断ができる状態だったとの診断が鑑定医から示されたとみられる。鑑定留置は近く終了する見込みで、東京地検立川支部は九月上旬にも、九人への殺人罪などで一括して起訴する。

 自殺願望のある女性らがツイッターなどで誘い出され、わずか二カ月の間に相次いで殺害された事件の解明は、今後法廷に移ることになる。

 白石容疑者は昨年八〜十月、自殺願望をツイッターに書き込むなどした一都四県の十五〜二十六歳の女性八人と男性一人を自宅アパートに招き入れて殺害し、遺体を切断したなどとして警視庁に逮捕された。

 捜査関係者によると、白石容疑者は九人全員の殺害を認め、動機について「金銭目的だった」と供述。落ち着いた態度で事件の経過を矛盾なく説明した。

 白石容疑者は二カ月間に九人も殺害し、遺体を自宅で解体した上、箱で保管するなど犯行の残忍さや異様さが際立っていた。

 検察当局は事件当時の精神状態を調べるため、今年四月から約五カ月間の予定で鑑定留置を求め、裁判所が認めていた。

 白石容疑者の身柄は病院に移され、鑑定医の面談を受けるなど検査を受けてきた。検察関係者は鑑定医から説明を受け、刑事責任能力に問題はないと判断した。

 

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