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さくらももこさん死去 53歳 ちびまる子ちゃん、本紙で連載

社会

2018年8月28日 朝刊

 「ちびまる子ちゃん」で知られる人気漫画家のさくらももこさん(本名非公表)が十五日午後八時二十九分、乳がんのため死去していたことが分かった。さくらさんの事務所が二十七日発表した。五十三歳。静岡県清水市(現静岡市清水区)出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 さくらさんは一九八四年に漫画家デビューした。「ちびまる子ちゃん」は八六年、月刊少女漫画誌「りぼん」で連載を開始。昭和四十年代に小学三年生だったさくらさんをモデルに、まる子ちゃんとその家族、友人たちの飾らない日常をユーモアたっぷりに描いた。

 九〇年からテレビアニメが放送され、最高視聴率39・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。映画にもなり「平成のサザエさん」と呼ばれるほどの国民的人気を博した。さくらさん自身が作詞した主題歌「おどるポンポコリン」は九〇年に日本レコード大賞を受賞。漫画の単行本は十六巻で累計発行部数は三千二百万部を超える。海外でも翻訳、出版されている。

 エッセー「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」の三部作は、それぞれミリオンセラーとなった。エッセーで子ども時代に「はにかみ屋で、すごく冷めていた」と振り返るように、独特の鋭い観察眼が作風に生きていた。

 初の新聞連載として、本紙で二〇〇七年七月から一一年十二月末まで、朝刊で四コマ漫画「ちびまる子ちゃん」を描いた。

 

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