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えらいこっちゃ 阿波おどり人出最少に

社会

2018年8月16日 夕刊

 十五日に閉幕した徳島の夏の風物詩「阿波おどり」の人出が昨年より約十五万人少ない約百八万人で、記録が残る一九七四年以降、最少だったことが十六日、徳島市への取材で分かった。有力踊り手団体が、市を中心とする実行委員会の中止決定に反して「総踊り」を強行するなど運営を巡る対立が影響した可能性があり、市は原因を検証する。

 昨年まで主催していた市観光協会が多額の累積赤字を抱えて破産。今年から、市主導でつくる実行委が新たな主催者となった。毎年八月十二〜十五日に開催しており、市によると、雨天で一部の日程が開催できなかった年を除き、これまでの最少は二〇一四年の約百十四万人だった。今年は雨が降った十五日の人出が落ち込んだという。

 総踊りは期間中、毎晩のクライマックスとして千人以上の踊り手が一つの演舞場に集まって踊る演出で人気が高いが、実行委は複数の演舞場に踊り手と観客を分散させて観覧席の入場料収入を増やそうと中止を決定。十四の踊り手グループでつくる「阿波おどり振興協会」がこれに反発し、十三日夜、市の制止を振り切って総踊りを実施した。

 

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