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墜落防災ヘリ 9人全員死亡 高度低下の原因 本格調査

社会

2018年8月12日 朝刊

 群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が同県中之条町の山中に墜落した事故で、県は十一日、防災航空隊員ら搭乗者九人全員の死亡を確認したと明らかにした。航空自衛隊のヘリが、機体の残骸周辺で十日に二人、十一日に七人を収容した。現地入りした運輸安全委員会の航空事故調査官は「何らかの原因で高度が下がり、木と接触したとみられる」と説明。今後、原因究明に向け調査を本格化させる。

 県警も実況見分。ヘリは消息を絶つ直前に急旋回しており、原因解明の焦点となりそうだ。運航委託先の東邦航空(東京)では、昨年墜落事故があったばかりだった。

 搭乗していたのは防災航空隊員四人と吾妻広域消防本部の五人。県警はうち六人の身元を防災航空隊の天海(あまがい)紀幸機長(57)=前橋市、隊員の岡朗大(あきひろ)さん(38)=同市、同消防本部職員田村研さん(47)=群馬県中之条町=らと特定した。損傷が激しい遺体もあり、全員の判明には時間がかかる見通し。

 現地を見た運輸安全委の奥山克也主管調査官によると、山の樹木には機体と接触した跡があり、周辺にはほぼ水平方向に、約六十メートルにわたってメインローター(主回転翼)などの部品が散乱していた。

 

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