XMenu

「NHKは襟正して」 過労死の女性記者両親

社会

2017年10月6日 朝刊

 NHK首都圏放送センターで勤務していた佐戸未和記者=当時(31)=が二〇一三年七月に過労死した問題で、佐戸さんの両親は五日、代理人弁護士を通じて「過労死問題への社会の目は厳しくなっている。NHKは襟を正して報道の任に当たってほしい」とのコメントを出した。

 コメントによると、未和さんが亡くなる一カ月前の一三年六月、誕生日にメールを送ると弱気になっているような返信があった。当時、未和さんは参院選の取材で多忙を極めており、両親は「連日深夜まで働くような異常な状態がどうして見過ごされていたのか、理解できない」と批判した。

 NHKは、未和さんが亡くなったことを受け、働き方改革を進めるようになったが、両親は未和さんの同僚から「未和の過労死がきちんと社内に警鐘として伝えられていない」と聞いた。

 両親はNHK内に知ってもらうことが「未和が働いてきた証しとなり、再発防止にもつながる」と考え、内部での周知を求めるようになった。

 四日にNHKが公表したことは「自身で最終的に判断されたものと考えている」とした。

 

この記事を印刷する