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共謀罪にロックだ! 国会前で抗議の9時間ライブ

社会

2017年9月25日 朝刊

国会前で路上ライブをし、安倍政権への不満をぶつける人たち=24日、東京・永田町で

 「自由を奪おうとするヤツラへの、最大の抵抗だ!」−。安倍政権への不満を音楽に乗せて訴えようと、主に首都圏で活動するミュージシャンら約六十組が二十四日、国会議事堂周辺で、九時間に及ぶ「デモライブ」を行った。ロック、フォーク、DJ、ラップなど、それぞれのスタイルで思いをぶつけた。 (梅村武史、蜘手美鶴)

 タイトルは「言っとくけど、俺の自由はヤツラにゃやらねえ!ロック・フェスティバル」で、約二千人(主催者発表)が集まった。「共謀罪」法に抗議し表現の自由を守ろうと企画され、リーダーのロック歌手、浦辺力さん(52)は二十日の事前の記者会見で「国が個人のさけびを殺すならおれたちは大音響でさけんでやる」と、「反抗声明」を読み上げた。

 二十四日は午前十一時のオープニングで、ジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を替え歌にして、平和の尊さや国民主権をうたった憲法前文を紹介。共謀罪や安全保障関連法を批判し、脱原発、共生社会の実現などを訴えた。

 静岡県下田市の庄田次郎さん(68)は上半身裸でトランペットをアドリブで演奏。「自由を縛る法律をぶっ壊したい」と甲高い音色を議事堂に向けた。京都大大学院の高山佳奈子教授(刑法)も駆け付け、「共謀罪を権力に行使させないことが大事。国民が意識を高く持つことで行使を阻止できる」と呼び掛けた。

◆解散は国会逃避だ

 TAKU IKEDOWさん(63、東京都小平市) 衆院解散だが、まさに「国会逃避のバックレ解散!」。何もしていないのに解散なんてあり得ない。これを許しては、国会が必要なくなる。議会制民主主義の否定がまかり通ってはいけない。

◆護憲あきらめない

 ジョニーHさん(61、埼玉県新座市) 2015年から「芸人9条の会」メンバーとして護憲活動を続けてきた。今日は「泣き寝入りするな〜、無意味な妥協をするな〜」と、決してあきらめない思いを訴えたし、70年以上戦争のない世の中の素晴らしさも歌った。

◆福祉に予算回して

 谷ぐち順さん(48、東京都葛飾区) 障害者の生活を守っていくために、もっと福祉に予算を回してほしい。弱者の声なんて簡単に踏みつぶされてしまい、基本的人権が守られていない。障害者が一人で暮らしていける「共生社会」を実現したい。

 

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