XMenu

調布小型機墜落 社長ら航空法違反容疑で書類送検 無許可で遊覧飛行

社会

2017年3月29日 夕刊

 東京都調布市で二〇一五年七月、小型機が住宅街に墜落して八人が死傷した事故で、警視庁は二十九日、無許可で客を乗せて遊覧飛行したとして、航空法違反などの疑いで、機体を管理していた「日本エアロテック」(調布市)の社長(63)と営業担当者(53)、事故機を操縦して死亡した川村泰史(たいし)機長=当時(36)=と、法人としての同社を書類送検した。

 送検容疑では、一三年一月から事故当日の一五年七月二十六日まで計七回、国の許可を受けずに一機当たり十数万〜百数十万円で客を乗せ、調布飛行場から鹿児島県の奄美群島や山口県などを往復する遊覧飛行を行ったとされる。

 捜査一課によると、二人は「航空法違反になるとは知りませんでした」と、容疑を一部否認している。

 同課によると、事故当日は調布飛行場から伊豆大島の大島空港を往復する計画だった。飛行目的は操縦士の技能を維持するための「慣熟飛行」としていたが、実際には搭乗者から料金を集めた遊覧飛行だった。

 小型機は川村機長ら五人が乗り、調布飛行場を離陸直後に近くの住宅街に墜落した。川村機長と搭乗者の早川充さん=同(36)、住民の鈴木希望(のぞみ)さん=同(34)=の三人が死亡、搭乗者の男性三人と住民の女性二人が重軽傷を負った。

 警視庁は業務上過失致死傷容疑でも捜査を続けているほか、国の運輸安全委員会が事故原因を調べている。

 

この記事を印刷する