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離郷門信徒との縁結び 富山別院が「集い」初開催

首都圏

2018年9月12日

富山県離郷門信徒の集いを計画する菊池輪番(右)と朝井副輪番=東京都中央区の築地本願寺で

 数世代にわたって東京に住んだことで実家の寺や墓が分からない人が出ているのを受け、浄土真宗の本願寺富山別院(富山市)は27日、同じ宗派の築地本願寺(東京都中央区)で、富山県離郷門信徒の集いを初めて開く。別院の菊池宗城輪番(62)は「門信徒との縁を結び直し、長い目でみて富山や寺の振興につなげたい」と話す。 (松村裕子)

 同県出身者の多くは浄土真宗の門信徒。寺離れと過疎化が同時に深刻化しており、別院が打開策として企画した。

 東京県人会連合会が毎年、築地本願寺で営む物故会員合同追悼法要で、築地本願寺の僧侶が行っていたお経や法話を、同県東部の住職が担う。富山弁の法話で父母、祖父母らのゆかりの地を思い出してもらう。

 都内で営む葬儀に別院や築地本願寺から僧侶を派遣でき、実家の寺探しを手伝えることを、ちらしを配って伝える。

 浄土真宗本願寺派で全国初の過疎対応支援員の朝井祐憲副輪番(58)は「人口流出は止められないが、東京へ出向いて縁をつくりたいと考えた」と話し、来年以降も続ける意向。築地本願寺は寺に足を運ぶ、県人会連合会は会の行事に参加するきっかけになり、つながりが深まると期待する。

 集いは午前十一時半から。問い合わせは富山別院=電076(421)6672=へ。

 

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