XMenu

<辰巳渚>2歳半の息子の愛し方が分からない

悩みの小部屋

2016年12月17日

 2歳6カ月の息子の愛し方が分かりません。本やインターネットには無償の愛というキーワードがよく出てきて、例えばテストなどで悪い点を取っても頑張ったことを褒めてあげるという例は分かるのですが、現実の日常の出来事に変換することができません。

 頑張りも努力もしていない子どものわがままやイヤイヤに、どう付き合ったらいいのでしょう。私は「そっか、こっちが良かったんだね」なんて心にもないことを言い、何とかマイナス発言にならないように接していますが、何回も何回も同じことをされると頭にきます。やり方が間違っているのでしょうか?

 無償の愛とは自分を押し殺して、子どもの望み通りにしてやることなのでしょうか。自分が破綻しそうです。でも自分の子どもを愛したいのです。

(滋賀県・主婦 37歳)

◆「これでいい」自分を許して

 こんにちは。ちょっと辛口の「ブラック辰巳」です。子どもの愛し方を教えてほしいとおっしゃる。けれど、すでにあなたさまは無償の愛の行為をなさっているではありませんか。

 今日になるまで、子どもを食べさせ熱を出したら病院に連れていき、泣いたら抱き笑ったら一緒に笑い…となさってきたはず。どうすれば愛せるかと悩み、調べ、こうして相談なさるのは、母であればこその行為です。今のあなたさまの苦しみ悲しみは、愛そのものの姿です。

 どうぞ、母としてのご自身を「これでいいのだ」と許してあげてください。子どもにイラつかない母なんてどこにもいません。私は子どもたちのうち、一人に対して、よりイライラしました。相性もあるのです。「この子さえいなければ」と心の片隅で思ったこともあります。

 それでも食べさせ寝かせているうちに、子どもは育ちます。一年後には幼稚園に行けるようになり、四年後には小学校です。十年もたてば、家にいるのは朝と夜だけになるでしょう。その頃には「あの頃の私に『大丈夫』って言ってあげたい」と思っているかもしれませんね。

 さて、最後にひとつ。人間の行動は見てまねして学ぶものです。本やインターネットも人生相談も、たいして役には立ちません。周囲の子育てネットワークを探してみましょう。小児科や役所で「どこかないですか」と聞いてもいいですね。最初はなじめないかもしれませんが、一回二回であきらめず、気楽に行ってみましょう。他の親子の姿や先輩ママの接し方から「こうすればいいのか」と発見することがたくさんあると思いますよ。

 (フリーライター)

 

この記事を印刷する