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住まいの設備 創エネ、省エネが主流 光田洋子(マネージャーナリスト)

お金の話

2018年2月1日

 初めて家を建てる人はもちろん、既存の住宅を建て替えたり改築したりする際も、理想のプランと予算の兼ね合いは悩みどころです。ここ数年は建築費の高騰のほか、住宅設備のコストによって予算を上回るケースも多くなりました。最近の傾向を見てみましょう。

 「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」という言葉を聞いたことがありますか。「ゼッチ」といいます。家庭の発電設備で創るエネルギーと、消費するエネルギーを同程度にし、エネルギー収支をゼロにする家のことです。家庭における温室効果ガスの削減目標を達成するためや、災害時などの電力規制に備えるためにも、国はさらなるZEHの普及を目指しています。新築だけでなく、既存住宅も創エネ・省エネに目を向けることを勧め、条件に合えば補助や税の優遇も行っています。

 例えば、日中に太陽光発電システムで電気をつくり、蓄電池でためて夜に使う方法や、発電と給湯が同時にできるエネファームも創エネ・省エネ設備として注目されています。太陽光発電の設置費用は百万〜百五十万円程度が一般的。エネファームは製造元や機種により、費用は二百万円以上のことも。どちらも補助の対象で、新築時や改築時に住宅メーカーを通して購入・設置すれば、補助金も含め安くなることが多いようです。

 家中の温度を一カ所で管理し快適さを保つ「全館空調」を勧められることも。HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム=ヘムス)により、スマートフォンで電気の使用状況を確認したり、家電を操作したりする機能も普及してきました。住宅も建物と設備、家電が連動し進化しています。ただ、あれこれ取り入れると費用は百万円単位でアップすることも。日々の暮らしと設置後の効果を考え、無理のない範囲で検討を。

 

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