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預金口座の確認 「休眠」は残せば公益活用 光田洋子(マネージャーナリスト)

お金の話

2017年12月21日

 年の瀬も近づき、この一年を振り返って家計の決算を行う時期になりました。家計簿などで集計するだけでなく、金融機関の取引履歴や残高も確認し、今年のお金の動きと貯蓄の増減額などをチェックしてみるといいでしょう。

 毎月の生活費を給与や年金の振込口座だけで出し入れしている家庭なら、通帳の出入金記録を見るだけで、月ごとの収支はだいたい把握できます。引き落としが複数の口座にまたがっている場合や、共働き家庭などは、利用中の口座をすべて記帳し、家計全体をつかむことが大切です。忘れていた臨時支出なども、出入金の記録を見て思い出すことがあります。

 同時に、子どもの給食費や学費のための口座などで一時期だけ利用し、その後は使っていない口座があれば、年内に一度記帳し、残高などを確認することをお勧めします。来年一月から「休眠預金等活用法」が施行されるからです。

 休眠預金とは、十年以上、出入金等の動きのない預金。こうした預金は毎年七百億円くらいにのぼるため、今後は民間団体の公益活動に活用されることになりました。対象は二〇〇九年一月一日以降の取引から十年以上動きのない預金で、普通預金のほか定期性の預貯金なども含まれます。財形貯蓄やマル優適用の預金、外貨預金など預金保険制度の対象にならない預金は対象外。来年から一万円以上の休眠預金等は金融機関が通知し、所在が確認できない預金等はホームページで公告を行った上、預金保険機構に移管されます。

 移管後でも預金者が金融機関の窓口に請求すれば、いつでも払い戻しは可能です。ただ、取引口座が多い場合、使う口座の選択・集中を進めるいい機会になります。まずは休眠預金の有無を調べ、払い戻すなら早めに手続きを。残すなら、公益活動に役立ちます。

 

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